個別の従業員体験を把握可能にする従業員ライフサイクルサーベイとは?

個別の従業員体験を把握可能にする従業員ライフサイクルサーベイとは?

Clock Icon2022.06.20

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
個別の従業員体験を把握可能にする手段である従業員ライフサイクルサーベイについてまとめます。

従業員ライフサイクルとは?

従業員ライフサイクルサーベイを知るには前提として従業員ライフサイクルを知る必要があります。
認知、選考などからはじまり入社、オンボーディング、昇進、退職などへと遷移していく従業員が組織と関わる上でのライフサイクルです
従業員ライフサイクルについてより詳しくはこちらを参照ください。

従業員ライフサイクルサーベイとは?

従業員ライフサイクルサーベイ とは 従業員ライフサイクルにおける個別の各従業員体験に関してフィードバックを得るためのサーベイ です。典型的な従業員ライフサイクルサーベイとしては、入社オンボーディングサーベイ・退職サーベイがあります。
ここでいうサーベイは調査の意味なので、調査の手段としてはアンケートだけではなく個別インタビューなども含みます。サーベイに関して詳しくはこちらを確認ください。

従業員ライフサイクルサーベイの種類

個別の従業員体験は無数にあり、会社によって重要視する体験が異なるため、どこを計測するかはそれぞれ判断が異なるでしょう。とはいえ、特に重要な従業員体験は似たような面があり、そういった点はどの会社も共通になりがちです。例えば前述の入社オンボーディングサーベイ・退職サーベイなどです。こういった重要な体験は、 MTM(Moments That Matter) と呼ばれます。
ここでは従業員ライフサイクルサーベイについて4例を紹介します。

候補者体験サーベイ

候補者体験サーベイ選考に参加する候補者さんが選考でどのような体験をしたのかについてフィードバックを得るためのサーベイ です。

入社オンボーディングサーベイ

入社オンボーディングサーベイ新たに入社した方がオンボーディング過程でどのような体験をしたのかについてフィードバックを得るためのサーベイ です。オンボーディングにトレーニングが組み込まれている場合、トレーニングに関する調査は別途トレーニングフィードバックサーベイで行います。

トレーニングフィードバックサーベイ

トレーニングフィードバックサーベイ何かしらのトレーニングに関わる体験に関してフィードバックを得るためのサーベイ です。

退職サーベイ

退職サーベイ退職時に退職理由を把握することを目的としたサーベイ です。

従業員エンゲージメントサーベイとの違い

調査内容

従業員エンゲージメントサーベーは従業員エンゲージメントを把握するためのサーベイです。一方、従業員ライフサイクルサーベイは従業員体験を把握するためのサーベイです。
従業員エンゲージメントは従業員体験の良し悪しによって上下します。つまり、従業員エンゲージメントの指標は従業員ライフサイクルサーベイの 遅行指標 であり、従業員ライフサイクルサーベイは従業員エンゲージメントの 先行指標 になります。

調査方法

従業員エンゲージメントサーベイは、 センサスサーベイ・パルスサーベイ の選択肢がありますが、双方ともに定期実施型のサーベイです。一方で、従業員ライフサイクルサーベイは、体験が発生するタイミングに合わせて実施するサーベイです。

まとめ

従業員ライフサイクルサーベイについてまとめました。候補者体験サーベイや、退職サーベイなど、それが従業員ライフサイクルサーベイの一部である、という意識はなく導入されているケースも多いのではないでしょうか。要所で良好な体験が実現されているか確認可能にするため、従業員ライフサイクルサーベイを活用していきましょう。

関連情報

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.